最終更新: 2024-01-07 (日) 00:26:26
一部だけ長く伸ばした短髪で、色は実兄同様大陸では珍しい白髪。瞳は青空寄りの青色。
元気いっぱい、好奇心旺盛の無垢な性格だが、その小さな体に似合わぬ魔法の素質の持ち主。
実兄は『兄貴』と呼ぶが、他の年上の人々は「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ぶ。
ホルセルの妹であり、植物や動物といった『人間以外の生物』の声が聞こえる能力を持つ少女。それ故にシャインに狙われ、スウォアにより兄らから引き離されていた。その能力は精霊スィールの加護を色濃く受けていた証で、彼女の事を認知はしていないものの、特に気にしたりしている。また、スィール自身は海の属性なので、寒さや冷たい水なども割とピンピンしている。
アークとともにシャインから抜け出してからは彼を特に慕い、またリレスやサエリとも仲が良い。兄はあまり好かないと公言しているギレルノにも、スィールの感情が優先されるのかぐいぐい行くところがある。
物語終了後は、自身の長所である魔法の勉強のため、トルシアーナ魔導学校に通う。その際、下宿先としてクーザンの実家に住まわせてもらっている。
リカーンに住んでいたが、野盗により両親は殺されている。燃えゆく家から崩れ落ちてきた破片が当たりそうになった時にホルセルに庇われ、自身はほぼ無傷だったが、彼は首〜背中にかけて大きな火傷を負った。
その後現れたアーリィとクレイにより救出されたものの、一連の事件のショックにより、しばらく声が出ない状態になった。それを少しずつ癒やしてくれたのは、他でもないアーリィの愛情であり、結果、事件前と変わらない明るさと快活さを取り戻せた。
事件後はジャスティフォーカスに保護され、そこでクロスとも出会う。しかし、アーリィとクレイはその後、形見を残して任務中に亡くなってしまう。
その事件の真相を知る為に、ホルセルとクロスがジャスティフォーカス構成員に志願するのだが、リルは同じ道を歩む事を望みながらも、その二人の背中をただ見守る事しか出来なかった。
→スィール