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白銀のスノードロップ

最終更新: 2024-03-27 (水) 23:27:32

本編

掲載場所

あらすじ

 冬の街。そこは、シルバーフィールドという名を冠する貴族の技術により、多様な発展を享受していた。しかしその家は、裏にも様々な秘密が存在していて――。
 これは、幼い双子がふたりで生きるきっかけとなった物語。

登場人物

シルバーフィールド家

  • ロッカ=シルバーフィールド
    • シルバーフィールド家の子息であり、双子の兄。
    • 大人びていてしっかり者。
  • セツカ=シルバーフィールド
    • シルバーフィールド家の子女であり、双子の妹。
    • 好奇心旺盛で、素直なお嬢様。
  • ナツヤ=シュミート
    • 当主に雇われた執事兼、双子の教育係。
  • ユウ=シルバーフィールド
    • シルバーフィールド家当主、双子の実の母親。
    • 自身の知識欲を満たすためには身内ですら利用する。
  • フユキ=シルバーフィールド
    • 当主の夫、双子の実の父親。
    • とても気弱。

同行者

精霊

  • ヴァル
    • 神と同等とされる上位精霊のひとり。
  • ニクス?
    • 冬の街に生える≪ニヴァリス≫の花を目印に祝福を与えていた精霊だが、シルバーフィールド家の強行により力を奪われ、その存在を消した精霊。

その他

  • ????
    • シルバーフィールドの内情を何故か知っている者。神獣の力を根こそぎ奪い取ろうとしていた。

世界観解説

文化基準

 機械文明が徐々に浸透していっている。スチームパンクとサイバーパンクが合わさり、半分になった感。
 双子は機械専門の修理屋として、精霊の主を探しながら世界を転々とするようになる。

シルバーフィールド家

シルバーフィールド家

冬の街

 シルバーフィールド家がある、ほぼ通年雪に覆われた街。家は郊外にあるが、同家の恩恵を多大に受けており、深い雪の中でも普通に生活出来るような技術が使われている。
 一月だけ雪が降らない季節があり、それは《祝福の月》と呼ばれ、様々な利益がもたらされる。

ニヴァリス

 元ネタはタイトルにもある「スノードロップ=待雪草」。
 冬の街で好まれている花。これを目印にして、精霊が冬の街に祝福を与えてくれる(=《祝福の月》)と信じられている。

執行者

 冬の街で最近噂になっている話。『神に代わり話を聞いてくれる使者』といった存在と認知されている。

マナ

 精霊や幻獣が酷使し、ヒトの生命力となる、魔力とは異なる力。

貴族章

 貴族の中でも選ばれた家のものだけが与えられているという、小さいチェーンにペンダントトップが付いたもの。身分、家名が刻まれている。
 ロッカとセツカは既に没落した貴族の嫡子だが、回収するという連絡を受けていないためしばらく失念しており、旅を始めてからもそのまま首にかけている。
 双子の他、ハルも自分の家のものを着けている。

ネタバレありの軌跡

!!注!! ネタバレ配慮なし
 

  • 基本的には双子とコハクの三人旅。ほかの面子は助けが必要なときに同行してくれる。
全て開く

~旅立ち

~コハク合流

小さな生き物との邂逅

~ハル合流

~道中

〜タツキ合流

~旅の終わり

年表

8歳ロッカがユウによって研究の被検体として扱われるようになる。
10歳ロッカは相変わらず体は弱いままだが、ヒトではない何かの声が聞こえるようになっている。
セツカはこの段階でユウから家を継ぐのはお前だと告げられている。
世話人兼教育係として、本来来るはずだった人物に成りすましたナツヤが家に紛れ込む。
11歳ロッカに対する研究は続いており、精霊の力が彼自身を侵食している状態。
セツカは何も知らないままロッカとともに家を継ぐための勉強が始められ、教育係としてナツヤが割り当てられる。
12歳ヴァルによってシルバーフィールドの家が暴かれる。
ナツヤの助言もあり、しばらく冬の街を離れて旅をすることになる。
13歳故郷から少しばかり離れた地にてハルと出会う。このときハルは18歳。
16歳立ち寄った町で人ならざる者に襲われるが、コハクに助けられ対話する。
コハクを交えて旅を再開する。
 (思考中)
17歳ヴァルと対峙。

*1 なお、この武器は特殊な力で刻まれているため人間には認知できないヴァルの刻印が刻まれている。これはほとんどの精霊なら感知出来る所有印に似たものであり、手を出そうと思う精霊はほとんど存在しないのだとか。
*2 大体キャンピングカー6人乗りくらいの大きさ。簡易キッチンと工房、ベッドが備え付けられており、運転は双子が改造したオートパイロット式。