最終更新: 2024-04-12 (金) 23:31:36
年齢:享年24歳
誕生日:9月28日
身長:180cm
好きな事:酒(日本酒)、三色団子
苦手な事:細かく考える事、曲がった事
属性:神秘
武器:大太刀『星影』
コウや夏名里の時代よりももっと昔の、珠子や神楽が活躍していた頃に存在していたセイバー。もっとも、この時代ではジュエルマスターと呼べる人間が複数存在し、翡翠もまたその一人であった。
星辰町側にある寺の息子。跡継ぎではあったものの、翡翠の意志を尊重した実弟にその座を譲り、本人は異世界に渡って星喰いの相手をしていた。
家に伝えられている先祖の話とともに受け継がれてきた大太刀『星影』を所持し、変身した際はそれを豪快に振るう。また、実家に祀る神の神徒である鼠の『黒』を連れている。
短い黒髪に、吊り目気味の紅い目。若干童顔。
通常時は暗い黄緑系統の着流しを着ている。寒さにはめっぽう強く、冬でも余程寒くなければそのまま。無理だと感じた時には、青緑がかった灰色の羽織を、腕を通さずに肩からかけている。足元は草履。
体格は細身だが、刀などを振り回しているおかげか人並み以上には鍛えられている。着流しを脱いだら驚かれるタイプ。
基本的に楽観的で、細かいことは気にしない性格。喧嘩っ早いせいで誤解されがちだが、人を傷付けても良いとは露程も思っておらず、ただ喧嘩を売られたから買っているだけ。自分の成した事は、いずれそっくりそのまま自身に返ってくる、と幼い頃から祖父や祖母に教えられて育っているので、喧嘩しないで良いならそれに越した事はないと考えている。
そしてそれは仲間に対しても向けられていて、敵が仲間を、その逆であったとしても、傷付けようものなら全力で阻止しようとする。が、不器用故に言葉選びを誤る事が多く、その結果、仲間と武器を交える事も多い。
またその逆、仲間からの心配や好意もそれと捉えられる事が少ないのは、『弟は何もかも自分に押し付けやがってと思ってるはず』と考えている事からも分かる。*1
変身した際は黒髪こそ変わらないが、光に当てられた箇所がうっすら緑がかって見えるようになる。また、羽織を腕を通さずに肩からかけ、紐をまとめる為の星宝石の留め具が現れる。全体的に普段着より明るい色彩の着物と、袴姿になる。
家に伝えられている先祖の話とともに受け継がれてきた、現実世界に於いても星喰いを屠れる斬れ味を持つ大太刀『星影』を所持し、変身した際はそれを豪快に振るう。
それに加え、人並み以上に鍛えられた身体能力の向上もあって思った以上に機敏に動き回り、重たい一撃を繰り出してくる。ただし防御力に関しては標準より僅かに下回り、搦め手を交えられると対処に気を取られてしまう。ただ、これに関しては変身時限定で実体化する黒がサポートに回っており、不意打ちをしたところで通る事はそれほどない。
『祖の神』との交流があった家の生まれである翡翠は、幼少期の頃から異世界の存在を知っている。弟・大黒寧人や共に住まう神徒・黒、分家の少女・灰子と共に、幼少期は過ごしてきた。また、家の庭の影に立っていた女性・オーブと出会い、彼女の力になると約束する。
時は流れ、彼が二十歳になると、祖父より寺の後継を打診される。だが、彼がそういったものは好きではないと知っている寧人に諭され、翡翠は現実世界に人知れず現れる異質な存在(星喰い)を異世界で屠り、現実世界と異世界どちらの平穏も守る役目を選び、灰子と共に異世界へ渡る。
異世界では石神珠子、神楽蒼子などと知り合いつつ、星宝石の力で身体能力を向上させつつ、大黒家の家宝である大太刀『星影』を手に戦う日々を送る。
翡翠が24歳の時、仲間であるはずのセイバーたちがおかしくなる事象が発生し、それを止めようとしたセイバーによる同士討ちが増え、じわりじわりと仲間たちが倒れていく。原因を突き詰めると、二柱の『祖の神』の片方がセイバーを操り、人の欲望を増幅させていることを知る。元を叩かねば意味がない、と正常な思考を持ったセイバーで元凶の元へ向かうが、おかしくなったセイバーに加え、正常だと思っていた陽世文芽に攻撃され、灰子が彼を庇って殺される。その後自身も瀕死の重傷を負い、そのまま死亡。その亡骸を『ギベオン』によって利用され、彷徨える亡霊のように現代まで現存している。
なお、他の世界での『星影』は、この後辛くも回収した石神珠子により、大黒家の寧人の許へと返されることになっている。また、勇愛世界での彼(と灰子)の存在は消えている。
表層 | 異世界(ただし殺伐としてる) |
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中層 | 現れる人々がみんな異質な何かにころされていくのの繰り返し |
深層 | 幼い頃の家の周辺、中には縛られている大太刀(=翡翠の刀) |
本編後だというのに何故か現実世界に舞い戻ってきてしまい、困惑していた。しかも時代が違う。そら困惑する。
カフェでの役割は決まってはいないが、一応料理は出来なくもないため、気が向いたら夜食を作ってくれたりしている。コウやカナリアに弟と幼馴染の面影を感じており、なんだかんだ言いながら世話を焼いている。特にコウは、目を離せないという理由で同室にしてもらった。
元来の性格に助けられ、他マスターやセイバーとは概ね友好的な関係を築くことは出来る。とはいえ時代も異なり、黒も刀もかつての仲間も変わってしまった今、翡翠にとっては色々思うこともあるようで、時にひとりで静かに佇んでいることがある。
翡翠が普通に変身した場合がこれ。前項の『変身後』の姿で、順当に装飾が豪華になっていくイメージ。
正体は翡翠の体を依代にして顕現した『祖の神』。鼠面のお面をつけ、元々自身の一部であった『星影』を抱えている。
※外伝で妄想力を滾らせた自分が、複数のパターンを考える可能性があります。