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ヴァル

最終更新: 2023-05-09 (火) 18:40:07

人物

「葬り去られる覚悟は出来たかな?」
 
真名:ヴァル
 
年齢:約960歳
身長:178cm(本来の姿だと不明)
一人称:俺
二人称:君
 
 《主》と呼ぶ《大いなる意志》のもと動く、神の鍛造による炎から生まれ、神格を得た精霊。本来の姿は固定された形のない炎の集合体であり、イフリートなどといった者よりも上位の精霊となる。
 各作品での役割は概要項を参照。

詳細情報 (共通)

概要

 赤みがかった長い白髪を、外套とフードの隙間に通して好き勝手暴れるのを防いでいる。左耳だけにピアス。外套の下は黒のインナーとカーゴパンツに似た形状のズボンを着用しており、腰回りに上着を巻き付けている。
化身の外見は極力周囲の環境に馴染むよう努力はしているらしいが、生まれが生まれなだけあって得意とする炎の力が強く、髪色と特徴的な瞳はどうしようもない、と諦めている。
 頭の回転が異常に速く、核心を突かれるような質問をされてものらりくらりと躱し、大体「嘘は吐いていない」レベルの発言で別の話題に持って行くのが上手い。また緊急事態に遭遇しても余裕を崩すことはなく、笑顔の裏でえげつないことを考えていることも。「慌てる」といったところを見せたことがなく、これはどういう状態であれば「慌てる」のか判断がし辛く、更に大抵のことは自分の力(いろんな意味)で何とかなってしまうため。人間のフリをするなら必要だとは把握しているらしい。
 また、《大いなる意志》の意向に従い、無慈悲に圧倒的な力でねじ伏せたりするものの、「勝手に生み出しておいて自分に従えってブラック過ぎるよね」などと宣い、自身の判断で見逃すこともある。人のもたらす『可能性』を見守るのを好む。
 ヴァルに限らないが、神格を持った上位の存在であれば下位の生物の認識を阻害する力を得ており、人に化ける能力と併用して人の世に紛れ込んでいる。

所持武器

 大抵の武器は遠近問わず扱える素質を持つが、キュウキ同様特定のものは持たず、必要とあれば炎の力により武器を生成し、数十本のそれを自在に操ることが出来る。主に使用するのは鎚。しかし、武器なしどころか手を使わずに圧倒させる強さのため、余程追い詰められない限り武器を使うところは見られない。
 ただし、三神相手では属性からして苦手であり、流石に勝てないと認めている。

詳細情報(LunaCuore)

概要

 
本名:サマ=ケニスト
年齢:20歳
 
 眼鏡をかけた、海色の髪に緋色の瞳を持った青年。『サマ=ケニスト』と名乗っているテトサント大学の学生であり、イオスを師と仰ぐ。当人は落ち着いた生活を好み、普段は自室で読書を嗜むのが趣味。その趣味も高じてとても博識であり、テトサント大学では優秀な成績を収める優等生として知られている。魔法学と機械工学を中心に活動を行っている。
 また、ウィンタの実兄であり、弟には甘いのか彼の好きなようにさせている節がある。雰囲気も酷似しているが……?
 
 正体は上述の通り。人間の姿は、兄弟として振る舞うためにウィンタに合わせていた化身。本来は強大な炎の力の影響により、髪と瞳の色は変化することはない。
 《遺産》を始めとした武器制作を得意としており、それに活用する為に現代の魔術や機械工学の勉強なども怠らない。
 ウィンタにかりそめの記憶を与えた張本人。両親は存在しておらず、また彼と兄弟だと名乗らせていたが、悪意は全くない。全て、名もなき精霊が当人の望みを全う出来るように配慮した結果であり、彼は望みを叶える手伝いをしていたに過ぎない。
 自身は『人智を超え、人ならざる者たちに危害を及ぼしかねないものを律する』といった役目を負っている。セクウィのように問答無用とはならないが、かといって命乞いを受け入れるような慈悲深い性格でもない。本来であれば笑顔のまま相手を燃やし尽くすことくらいは平気で行えるのだが、人界に紛れるのもかなり長いためその辺りは弁えているらしい。 
 《グラディウス》が破壊された時に、核であるコアと、弟が密かに制作していた剣を元にして《クラヴィス》を制作した。
 セクウィ曰く『頑固者』だそうだが、本人は自覚はないどころか「それは君の方でしょ?」と返してみせるツワモノ。
 なお、作中で絡みこそなかったが、リダミニータ・ジャックの両名とはヴァルの姿で面識がある。

関連人物

  • ウィンタ=ケニスト
    • 弟……と言っていたが、実際には彼が消えそうになっていたところを助け、その後カイルが転生する時代に行けるよう取り計らってくれた為、名もなき精霊にとっては恩人である。
  • クーザン=ジェダイド
    • 名もなき精霊が気にかけていた『カイル』の魂が転生した存在であり、『弟』の友人。
  • 三神
    • 同胞ではあるが、癖が強い者が多いためあまり積極的に関わりたくない相手。

詳細情報(待雪草)

概要

 
本名:ナツヤ=シュミート
年齢:24歳?
 
 自身の役目に従い世界を見渡し、次なる危険因子を見定める。ターゲットを排するため、見定めたシルバーフィールド家にナツヤ=シュミート(梶夏冶)と改め、執事兼、双子の教育係として潜り込む。
 役目に基づき、シルバーフィールドの非人道的な実験の真実について潜入し調査*1していたところ事件が起こり、双子に手を貸し解決へと導く。本人としては双子(というよりも、特定の誰か)に肩入れするつもりは“もう”なかった。なお、本人としては役目を果たすのが目的であり、双子はあくまでもそのおかげでたまたま助かったのだと語るが、その本意は誰にも分からない。
 以後、双子の保護者として動く彼は、その傍らで市井に紛れ、武器鍛造に使えそうな技術を研究、調査しつつ、双子を監視見守っている。

関連人物

メモ帳


*1 とは言っているが、本人は機械工学や武器鍛造について貪欲に知識を求めているので、その目的もあった。