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ロッカ

最終更新: 2024-01-20 (土) 23:21:49

 

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人物

「へいへいお姉様」
「俺が我慢すれば丸く収まったってのに……」
 
本名:白銀六華(しろがね ろっか)
   またはロッカ=シルバーフィールド
 
年齢:19歳
身長:182cm(※アホ毛は含まない)
誕生日:2月21日
一人称:俺
二人称:アンタ、キミ
※対セツカは名前呼び


 セツカの双子の兄。穏やかで聡明、幾分大人びた思考を持つ。大抵のことでは怒らないが、怒らせると怖いタイプ。大体セツカに害が及ぶようなことがあればキレるが、その矛先が自分に向けられてもさらっと流してしまう程には、自分の感情への関心が薄い。目つきの悪さと高身長のお陰で誤解されることがある。
 若干空回りするきらいのある妹の隙を埋めるような思考をしつつ、危機が迫った場合は妹の安全を最優先にして行動する。とはいえ基本的には妹のことを信頼し、彼女がやると言うのなら、と従う方針。
 名前の由来は雪の別名「六花」から。セツカが「雪花」のため、「花」を「華」に変えた。名字は「白銀世界」から。

容姿

 黒髪の短髪、深い青色の瞳。右耳の後ろの一房のみ編み込んでいるスタイルと、ヘアバンドでもみあげを残して髪をまとめるスタイルがある。特に後者は前後との変化が激しく、時にはどちらさま?と問われることもあるとかないとか。目付きは若干悪いと言われる程に鋭い。
 ワイシャツに黒のベスト、その更に上から丈が短めのフード付きジャケットを羽織る。首元にはセツカ同様ループタイをつけており、実家の紋章が刻印され、タイブローチで留めている。
 腰に太めのベルト、更に細めのベルトが金具で繋がっている。
 幼少期はどちらかと言えば華奢で体も小さいほうではあったが、成長期を経てぐんぐん伸び、鍛えてもいる。着痩せしているので脱ぐと驚かれるが、セツカに怒られるので自分から脱ぐことはない。夏でも最低限長袖のワイシャツは着る。

詳細情報

共通

 セツカが姉だと言い張っているが、両親は既に他界しており、どちらが先に生まれたのかは本人たちは聞かされておらず、真実を知る事はない。ロッカもわざわざことを荒げる必要はないと判断しており、妹の好きなようにさせている。
 服装については、全て共通でヘアバンド、ループタイを着けている。
 どの媒体でも、問題があるとすればロッカのほう。大抵は幼少期に実家のあれこれや、体質の問題にしようかと考えているが、媒体による。
 機械工学に長け、それ以外の分野でも高水準の成績を収められる知識を持つ。機械弄りが好きなため、没頭してうっかり徹夜をすることもある。
 実家については家まとめ ⇒「シルバーフィールド(白銀)家」参照。
 
 目付きと高身長のお陰で誤解されることがあると前述したが、幼少期は生まれつき体が弱く、身長も妹と同じくらいだった。
 実の親の暴走によりいろいろあった後の現在は、別の意味(過剰な集中により疎かになりかねない生活意識)で心配されている。それは不規則な生活の原因ともなっている睡眠の取りたがらなさも含まれており、そもそも本人が寝たがらないのは、幼少期の実験にて施された様々な事象を編成して再現される『夢』のせい。ロッカはこの夢によって何度も苦痛を伴う実験を繰り返され、セツカを幾度となく殺されている。いっそ精神病にも近い状態となっているが、精霊の力によって皮肉にも耐えていられている。
 「実家の思惑について早くから知っていた」「両親に被検体として扱われ人間の手には余る力を植え付けられた」「人ならざる者たちに好かれやすい体質」といった要素により、当時からセツカ以外の者を心から信じることが出来ず、自身の心を隠して話すことが得意になってしまっている。現在でも、何かを隠そうとする場合目を隠すようにヘアバンドを下げたり、そもそもそれ自体を外して前髪で目元を隠そうとする。
 また、日常的に本心を読み取らせないために、自身が何を考えていようとも相手に対しては困ったような笑みしか見せないようになっていたり、こと好意に関しては一切感知しない。これは少しでも自身の感情の揺らぎを見せればそれは隙となり、つまりあらゆる人ならざる者に狙われるのを防ぐための自衛本能。元々は妹同様感情豊かで愛嬌のある笑みを浮かべ、年頃の女の子に関しては苦手とする少年だったが、揺らぎとなる原因をまるっと自分の中に押し込めたため、セツカからは「違和感のある表情」と感じられるようになる。
 セツカへは自身の約束された将来を投げ捨ててまで助けてくれたことを感謝しているものの、一方で「自分さえいなければそんな必要はなかったのではないか」と本気で思っているため、彼女が幸せになれると確信するまでは自分のことは全て投げ捨てるつもりでいる。具体的には「色恋には興味がない」、「彼女の身の危険の対処に自身の安全を顧みない」など。ある意味病的なまでに刷り込まれたその思考は上位存在からすれば鼻で一蹴されそうな心配事ではあるが、それを指摘されても反論することはなく、ただ笑って流すのみである。
 総括すると、「笑みの裏に常に自身を顧みない自己犠牲心」を抱いている青年である。
 

ロッカとナツヤについて

 ナツヤの正体については、ロッカだけは知っている。あの日に助けてくれた命の恩人であり、身寄りもなくなった自分たちを親代わりとしてこれまで養ってくれたことには変わりないが、それでも時折、「自分たちとは根本的に異なる存在であること」を垣間見せられてひやりとすることがある。
 ある意味では監視下に置かれているに過ぎないが、それにしてはあまりにも人間臭い相手のため、妹よりは一歩引いた位置からではあるものの、ほとんど家族同然の関係になっている。

左腕について

 左腕には手術痕と、幾何学的な模様が浮かび上がっており、人の腕と言うには異質なものに変貌してしまっている。これは人体実験によって、精霊の権能を参考に開発されたマイクロチップを埋め込まれ、利用方法によっては人を殺戮人形に似た何かに変貌させてしまう能力を持っている。シルバーフィールド家はその技術を軍事利用することを考えており、体が弱く跡継ぎでもないロッカにそれを施すことで、正式に利用出来るかの検証を行おうとしていた。ただし、こういった力を扱うには本人の意志以外では正しい信号を発することの出来るコントローラーだけであり、それはヴァルが念入りにと全て燃やし尽くしたため、現在では存在しないものとする。
 幸い模様は左手までは伸びていないため手袋は不要だが、夏場でも長袖で極力隠している。
 
 人間の身には余る力を制圧、調停することに役目を持つヴァルは、その技術を施されてしまったロッカを本当は処分しなければならなかったが、彼もまた被害者だと語り、生と死どちらかを選べと問うた。
 生きたところで、見た目的にも人間とは言えない異質なものとなってしまった左腕が枷となり、生地獄を歩むようなもの。死は言わずもがな。どちらを選んだところで変わらない――なら、と彼は選択をするのだった。
 その影響は甚大なもので、普通に生きていても人外の者からちょっかいをかけられやすい。それを防止するために、選択を評価したヴァルが自身の作成した武器を渡している。武器自体が彼が関わっている証となり、要するに「勝手に喰うなよ」と周りに威圧の意味を込められているのである。

 
 また、『闇兄』と称するロッカはセツカとともに行動していることはなく、ひとりでシルバーフィールドの家の敵となる存在や人ならざる者を屠っている。その姿は通常のロッカが恐れるものではあるが、一方で揺らぎの原因となるものすべてを自身に押し込め切ってしまった訳ではないため、多少の本音の露見・好意への反応は見られる。だがセツカが傍にいないことで睡眠に対する質は悪化の一途を辿るのみであり、また実験等により冷たい生物しか触れてこられていないため、人の温かさに飢えているところがある。

 いずれにせよ、実母から施されてしまった実験は彼の人格に大きく影を落とし、まともな人生を送るなど夢のまた夢のようなものとなってしまっている。精霊の力を暴走させれば『狂化状態』と呼ぶ人には御することなど不可能となる状態に陥り、周り一帯を巻き込んで凍らせ破壊することも容易い。だがそれは同時に、ヴァルの処分対象となることを意味する。そして植え付けられた精霊の力は、匂いによって虫を誘う花のように人ならざる者を呼び寄せ、ロッカを彼らに喰わせようとする。それはヴァルが『生き地獄』と称した状況そのものではあるが、それでもロッカは生きることを選択したのであった。

所持武器

 登場作品によって動力こそ異なるものの、いずれも複数の形態に変形し、異なる攻撃法を操る機巧武器『ハクマ』を持つ。普段の見た目は、短剣と呼べなくもない長さの剣。
 この武器は元々、実家の研究過程にて精霊の権能を参考に設計されたものだが、母親によって植え付けられてしまった力が暴走しないよう、ヴァルが鍛造したもの。
 ロッカの場合はとある手段を通じてこれらの武器をオーバーロードさせることも可能だが、代わりに大変な精神力を消耗してしまうので、セツカには使用を固く禁止されている。

  • 双剣
    • 刀身の長さが均一化した二本の剣に分離し、連撃に特化する。スピードでは一番。
  • 大剣
    • 二本の剣が合体し、一本の刀身となり、最初の剣モードよりも拡張される。

関連人物

  • セツカ=シルバーフィールド
    • 実妹。
  • ナツヤ=シュミート
    • 幼い頃から面倒を見てくれており、また、両親に殺されそうになっていた自分たちを助けてくれた大人。
    • 正体を知っているため、接し方が多少ぎこちないところがある。
  • コハク
    • 旅の途中で魔獣に襲われた際、たまたま居合わせて助けてくれた幻獣の子ども。
  • ハルディス=クリューソス
    • 実家の交流で唯一面識のあった青年。最初こそ警戒心の向かう先ではあったが、交流が進むにつれて理解のある友人となる。
  • ユキハ
    • 突然現れ、やたら懐かれる小動物。ロッカは実はただの小動物ではないのでは?と思っているが、特に悪意はなさそうなためそのまま連れ歩いている。
  • コフィルス=グラウ
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  • シバ=リサーチャー
    •  
  • タツキ
    •  
  • 曉日向
    • ゲーム仲間。拮抗する実力者。

現代絡み

  • 流石に戸籍とかの問題で生まれる順番がわからないという事態は起きないと思うので、セツカの在り方としては変わらないものの、六華が兄として扱う。
  • 大学に入学するのをきっかけに朔月町に引っ越してきた。ちなみにほぼ黎明町との境目。
  • 曉日向とはゲーム仲間、白夜清一郎とは学科こそ異なるものの、同じ大学の先輩後輩。
    • 筐体目的で向かったゲームセンターにて真剣勝負をしたところ負けはしたが、スコアを総ナメしていると噂されている日向から一本取ったことにより意気投合し、以後ゲーム仲間としての付き合いが続いている。
  • 公立黎明大学総合工学専攻の大学生。夏冶、雪花、冴白とマンションにて暮らしている。
  • ヴァルでも元に戻せないレベルに魂と混ざってしまった冬の街の精霊の影響で、人外勢には「なんか美味そうな人間」「甘い匂いがする」と評されている。
  • 運転免許はMT車と大型二輪を所持。何かあれば運転手を務める。

原神

薄氷踏みし双雪

メモ帳

資料画像など