最終更新: 2020-12-02 (水) 13:49:22
神代の時代に《ヴィエント》という名の義賊として存在していた青年。乱暴者ではあるが、弱き者には手は出さないなど、相手を選んでいるらしい。
深海色の切れ長の瞳、好き勝手に逆立たせた白髪は獣を彷彿とさせる、と怖れられていた。
白髪の青年の姿は、バハームトが民衆に紛れる為に取るもの。本当の姿は白銀色の体を持つ巨大な龍だが、本人は動きやすい、と人間体を好んでいる為、戦闘時にも姿を変える事は少ない。だがその卓越した運動能力は流石人ならざる者、リヴァイアサンですら捉える事は難しい*1。人間時の名前はスペイン語の『風』から*2。
現代ではホルセルのもうひとつの人格として現れる。彼の生来持っていた魔力と、パーツとしてのそれを合わせて形成された人格……と推測されていたが、実際は宿るべくして生まれたと言ったほうが正しい。しかもその状態で飛行・滞空も出来る。ホルセルの首に巻いたマフラーに《月の力》を流し込み、翼のように操ったりする事がある*3。
宿主に比べると残虐な性格をしているように見えたが、その行動の目的は全てゴーレムなど『人でない者』の排除であり、ノウィングや天使、悪魔に対しては手を出していない。その過程を楽しんでいる辺り、性格は普通に悪いが。
カイル相手でもそうだが、面白そうな相手を見付けるとねちねちとちょっかいかけるのが趣味。人を選ぶものの、付き合いに関してはそこまでしづらそうにはない相手、くらいの面倒くさい性格というイメージである。
人型になる時に、必ず白髪になってしまう制約が存在する。