タグ: 二次創作

【銀魂】紅桜1

「桂の居場所?」 私の反芻した問いに、目の前の二人と一匹(?)が頷いた。 私は今、日課と化した見回りの真っ最中。相方のはずだった総悟は相も変わらず逃走し、見付けたらただじゃおかないと気合いを入れてやっている所だった。気合… Read more »

【銀魂】銀時と

カンカンカン。 今日は珍しく仕事があった。俺は馴染みの大工のジジィの頼みで、屋根の修理をしていた。 ぶっちゃけタリィったらありゃしねぇ。適当に終わらせて引き上げるか、と顔を上げる。 と、何故か目の前の資材が転がって今正に… Read more »

【銀魂】土方と

「紅スオウ。よろしく」 俺達の前に現れたのは、女にしては背が高く、燃えるように紅い髪を持った女。隊長以降クラスが身につけられる隊服を身に纏い、無愛想に自己紹介を口にした。 「という訳で、これからスオウちゃんが真選組に入る… Read more »

赤と青

「暁!」 「おぉ、悠斗!? 何お前までこっち来てんだよ!?」 「お前が馬鹿やってるからだろ! 全く、お陰で作戦が台無しだ……!」 言いながら、悠斗が剣を構える。 気が付けば、周囲には星喰いの群れ。ここから生還するには、道… Read more »

【注意】見荊

見嶋千里の興味の対象は、後を絶たない。 それは時に特定の人物だったり、敵であるはずの存在だったり、果ては世界そのものだったり。時には危険を顧みず、ひたすら“知識”を――いや、その更に先を追い求めた… Read more »

はぐれちゃった村崎君

「はぁ、はぁ、はぁ……!」 忙しなく呼吸をしながら、肩越しに背後を見やる。 夥しい黒。まるでオイルの流れ出した海のように、だがそのどれもが蠢くようにこちらを見ている。 星喰い――だがこれは、まだ雑魚と言える強さしか持たな… Read more »

はじまりのとき

目を開ければ、そこは夜だった。 幾多の輝く光こそあるが、それらはぼんやりとしていてはっきり見る事は出来ない。明かりはあるのに暗い、と感じるのも妙な話だ。 いつからそこにいたのか、何処から来たのか。 全く、思い出せない。 … Read more »

無茶して怪我した荊棘さん

ザアアアァー。 荒廃した世界の街。 華やかな壮観も、人間達が生み出す“風景が生きている”空気も、全て星宝石が生み出す瘴気に汚染されている。砕かれた硝子に映るのは、開放感溢れる青空とはかけ離れた灰色… Read more »

Fighter01

一体全体、何がどうなっているのか。 俺は走っている。走り続けている。 走って走って走って、時折立ち塞がる大きな岩、否瓦礫をヒラリと跳び越え、また走る。 理由? それは後ろを見てくれれば分かる。俺は今―― 「っうおっとぉ!… Read more »

spina01

「困りました、ね……」 私――荊棘従道は、手に持った手拭いをスーツのポケットに仕舞いながら呟いた。 私の意識が正しく活動していたなら、先程までは確かに自身が仕えているお屋敷の給湯室にて、給仕達への紅茶を入れていたはず。し… Read more »