カテゴリー: 二次創作
「ソライシ博士の研究って?」 「ソライシ博士は、この町の先にある『流星の滝』と言われる洞窟で発見された、隕石の研究をされているの」 「隕石……?」 「ええ。マグマ団やアクア団は、その研究を利用して何か企んでいるようなのだ… Read more »
『絶望シろ、絶望しロ!!』 思わぬ人物の登場に声を上げたが、そこに人型の星喰いが耳障りな声で叫ぶ。黒冬が振り上げられた爪を受け流しながら、口を開いた。 「驚いている場合じゃないだろ。囲まれているのが分かってる?」 「…… Read more »
「山吹さん達が帰って来ない?」 情報交換を終えて数時間後、浄化作業を終えて帰還すると、不穏な雰囲気が室内には漂っていた。怪訝に思った蒼井が代表して問いかけ、待機していたセイバーから返ってきた答えが、それである。 「ええ… Read more »
道中出くわす昆虫型の星喰いを倒しながら、三人はオフィス街のとあるビルへと辿り着いた。龍型の星喰いとの交戦地点から然程離れておらず、歩いて三十分程か。高層ビルが並ぶ街の中にあるにしてはいくらか階数が少なく、こぢんまりとし… Read more »
星が瞬く空は、遠くで火事でも起きているのか、赤黒い。電気も通じていないオフィス街は以前訪れた時と同様、僅かな星の光を受けて黒いシルエットを纏っている。それはビルの形も相まって、墓標のように見えた。 「……いつ見ても、暗… Read more »
走る、ひたすら走る。 体力は、既にほとんど残っていない。何も履いていない足は地面の石で傷付いているはずだが、確認する余裕などない。 追いかけてくる、自分より小さなふたつの影。ばっ、と飛び上がった音が耳に届いたので、慌てて… Read more »
大黒家(大黒神社) 大黒家は、古来より人ならざる者と言葉を交わし、現実世界とは別の世界からやってくるあやかし(=星喰い)と戦える力を持った子供が生まれやすい家系。奉っているのは大黒天で、神徒である鼠との縁が強い。 家宝と… Read more »
突然涙を流しながら倒れたマスターを、俺達は慌てて拠点に運び込んだ。 だが拠点に着いた後、結構時間が経ったというのに、彼はまだ眠り続けている。 狼狽する荊棘さんを落ち着かせるのも大変で、今は戦闘の疲れを癒す為に休んで貰って… Read more »
ぐるさん宅秋春さん 植木san宅希望さん まかさん宅昴君 お借りしました。 ■ ■ ■ 「峰秋春だ、よろしくな」 「俺は大黒翡翠」 「私は美玲夏名里よ、よろしく」 「おう、大黒に美玲ちゃんな。……で、… Read more »
「っ--!!」 ざく、と肉を切る嫌な音がした。 だがそれを受けたのは俺ではないし、隣にいる紫上先生でも、荊棘さんでもない。陽世もそんな様子は見られない。 じゃあ、と残った最後の可能性に、俺は肝が冷える思いがした。だって、… Read more »