人物
詳細情報
概要
関連人物
- スウォア=ルキファー
- 自分と似ている事に驚き、自分が彼の名前を奪ったという彼自身の発言により、『記憶がない』という事実に不安を抱くようになる。だが彼に向かって、自身を無防備に晒してまで訴えた謝罪の意思により、和解。以降、記憶こそ取り戻せていないものの、実の姉含めて彼を極力『普通に生活出来るよう』助けていこうと考えている。
- ファイ=ミカニス
- 生き別れていた実の姉。自分の事を覚えていないのに「生きていただけでも嬉しい」と喜ばれ、罪悪感と感謝の感情が入り乱れている。
- サエリ=ノーザルカ
- 自分を拾った女の子。成長すると、自分にはない大人らしさやさっぱりとした性格が羨ましいと思っていた。また、そんなところに惹かれて淡い好意を抱いている。
- リレス=ラザニアル
- レッドン=オブシディアン
- サエリの友達、転じて仲良くしてくれる友達。レッドンは未だに何を考えているのか捉えにくいが、リレスとはとてもお似合いだな、と思っている。
- クーザン=ジェダイド
- ウィンタ=ケニスト
- 同じクラスの人。実力は遠く及ばないと考えており、ちょっとした距離を取っていた。
- リル=ジング
- 守ってあげたい女の子であり、自分よりも幼いのに強いなぁ、と尊敬している。
過去
アラナンの郊外にある小さな町で暮らしていたミカニス家は、裕福ではなかったが、それなりに平和な生活を送っていた。
だがある日、突如として襲来した魔物ではない何かの侵攻により町は破壊され、人は殺戮された。ミカニス家も例外ではなく、子供達を守ろうとした両親は、魔物ではない何かの牙に倒れる。
その目が三人の子供達に向いたその時、理性を失ったアーク(スウォア)は突然兄であるスウォア(アーク)の羽根を奪い取り、子供の身体の体力を使い切るまで魔法の力を増幅させ、魔物ではない何かを殲滅し、その場を飛び去った。アテもなく彷徨っていたが力尽き、倒れてしまった。そこがたまたまゼイルシティの門の前であり、父親へ手向ける花を持ってきていたサエリに拾われる。
しかし目を覚ました時には、スウォア(アーク)は自分が何者であるか、自分は一体何をしていたのか全て忘れ、胸の奥底に渦巻く悲しみだけが、残っていた。サエリに名を問われ、何とか思い出そうとし出てきた名前を告げ、そして『スウォア』という少年は『アーク』として、記憶を失ったまま生きる事になったのだった。
御伽噺の時代
メモ帳