眼鏡をかけた、海色の髪を持った青年。テトサント大学の学生であり、イオスを師と仰いでいる。
ウィンタの実兄であり、弟には甘いのか彼の好きなようにさせている節がある。
正体は《ヴァル》という、神代の時代から存在している神格者。《遺産》の制作を得意としており、それに活用する為に現代の魔術の勉強なども怠らない。
ウィンタにかりそめの記憶を与えた張本人。両親は存在しておらず、また彼と兄弟だと名乗らせていたが、悪意は全くない。全て、名もなき精霊が当人の望みを全う出来るように配慮した結果であり、彼は望みを叶える手伝いをしていたに過ぎない。
セクウィ曰く『頑固者』だそうだが、本人は自覚はないどころか「それは君の方でしょ?」と返してみせるツワモノ。