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勇愛始まり

硬質的に見える足が振り下ろされようかとした、その時。 パァン、と乾いた音が周囲に響き、数秒遅れて化け物の足が弾かれた。まるで、何かに殴られたかのように。 新しい化け物か、と絶望すら抱きかけ、それを振り落とすように勢いで、… Read more »

セイバーズ・アクト 02

「さ、流石に撒けただろ……」  どのくらい走ったのだろうか。自分と少女を抱えた状態で銃を構えられる訳がなく、化け物からの逃走に全力を費やしたのであろう日明が、こちらを下ろすと肩で息をしながら、その姿を変える。はひー、と気… Read more »