遊星歯車は今日も惑う の変更点


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&tag(一次創作,遊星歯車は今日も惑う,星惑);

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** あらすじ [#f6f2aa0e]
 黎明町と、朔月町。隣り合うふたつの町は、蔓延る怪奇現象と、対立する人々を尻目に、今日も穏やかに時を刻む。
 これはそこに住まう、普通でありたかった少年と、普通になれなかった少年と、普通を捨てた少女の話。

** 登場人物 [#r93f8326]
*** 曉家 [#t6ad1257]
 建設業者「紅地建設」を表の世界で動くための顔とする、朔月町古来から続く家系。所属するのは常人とは異なる世界で生きる者たちであり、普通に人の営みの中で生きながらも人ならざる者たちと近い存在である。
 真の姿は自警団のようなもので、本来なら警察が請け負いきれない怪異にまつわる事件の収拾に駆けつける事もあることから、町の人間から一目置かれている。頭領は二世代交代制の為、日向の父親ではなく祖父の曉源三。次期当主は順当に行けば兄の陽向か、澄晴を父に持つ朔耶正護なのだが……。
 祖先は元々、朔月と名を変える以前からこの地に居を構えていた豪族であり、弱きを守り強きを滅するという家訓の許、時には手段を選ばずに暗躍していたという。
 
- [[曉日向>遊星歯車は今日も惑う/曉日向]](あかつき ひゅうが)
-- 曉家の次男。詳しくは個別ページ。
- [[曉陽向>遊星歯車は今日も惑う/曉陽向]](あかつき ひなた)
-- 曉家の長男であり時期当主候補、22歳。優秀な人物だが、物語開始よりも数カ月前から怪異絡みの事件により、意識不明の状態。
-- 清一郎とは親友、一凪とは恋人。
-- 白銀双子は友人。
- 曉晴天(あかつき はるたか)
- 曉日和(あかつき ひより)/アガタ・フィオーレ
-- 陽向・日向の両親。表向きは共に優秀なエンジニアで、現在はイタリアに居を構える親族が行っている事業の手伝いのため、祖父に息子を預けて赴任中。
-- 馴れ初めは仕事で赴任していた晴天が、その先の企業で表の顔をしていたアガタを見初めたからとかなんとか。アガタの実家の話を聞いて色々驚いたらしい。プロポーズも晴天が先だった。
-- 大体ふたりとも高スペック。息子のやんちゃも笑って流すような胆力を持つ。
-- アガタは稀に唐突に帰ってくるうえに、息子たちに向かってのスキンシップが激しい。
- 曉源三(あかつき げんぞう)
-- 日向の祖父であり、晴天と澄晴の父であり、現曉家当主。普段は気の良いおちゃめなおじいちゃんで、孫を振り回したりもする。「くそじじい!」
-- 妻は既に他界している。
- [[ホムラ>遊星歯車は今日も惑う/ホムラ]]
-- 曉家に時折出没する、真っ白な犬。

*** 曉家に連なる者たち [#v9bce8f1]
- 朔耶正護(さくや せいご)
-- 日向の従兄で先輩OBの21歳、陽向の次の家長候補。父親の朔耶澄晴(さくや すみはる)が曉晴天と兄弟であり、曉家お抱えの掃除屋をやっている。
-- 見た目は不良だが、面倒見の良い兄貴分。
- 朝霧明良(あさぎり あきら)
-- 日向の従兄妹の16歳。最近流行りのネットアイドルとして名を轟かせており、歌い手の中でも上位にランクインする歌声の持ち主。
- 黄昏勇人(たそがれ はやと)
-- 日向の先輩。曉家に深く関わる者の子孫であり、今もその関係が続いている。
- 白夜清一郎(びゃくや せいいちろう)
-- 曉家に居候する青年で、陽向の親友。事情により、暫く曉家に居候させてもらっている。曉家が『そういうもの』だとは知っている。
-- 高校卒業して間を開けてから入学した大学生。

*** 警察組織特別部隊《蒼天》 [#de9f0274]
 組織の一つ。読みはそのまま。
 警察庁に所属する特別部隊の別称。主に通常の警察で対応出来ない、怪異絡みの暗部の活動を行う。署長であり家長の家系である宵口は過去に土地神との関りがあった者たちの子孫とされており、曉家とはまた別で、街にとっては特別な存在にあたる。
 特に町に蔓延る害悪な者達には容赦がなく、そういった者を排除しようと言う動きがある。紅地の人間は『手段を選ばない人間』だとして受け入れず、自分たちの意にそぐわないため、敵対関係にある。
 署長は宵口嶺彌。前身は旗本の一部隊。署長の更に上に役職が存在するが、今のところ不明。
 
- [[東雲飛鳥>遊星歯車は今日も惑う/東雲飛鳥]](しののめ あすか)
-- 組織内で重要な地位にいる少女。
- 薄暮朱音(はくぼ あかね)
- 薄暮黒音(はくぼ くおん)
- 夜中(やなか )
- 夜中佑太(やなか ゆうだい)
- [[蒼葉>遊星歯車は今日も惑う/蒼葉]](あおば)
-- 神出鬼没の青年。

*** 警察組織関係者 [#z0332665]
- [[宵口颯>遊星歯車は今日も惑う/宵口颯]](よいくち はやて)
-- 警察署長を祖父に持つ少年。
- 宵口戒(よいくち かい)
- 宵口鞠絵(よいくち まりえ)
-- 颯の両親。
- 宵口嶺彌(よいくち れいや)
-- 颯の祖父であり、警察署長在任。厳格であり、息子にも孫にも自分にも厳しい。

*** その他 [#pba7e7df]
- [[明仄一凪>遊星歯車は今日も惑う/明仄一凪]](あけほの かずな)
-- 日向の慕う女性。清一郎とは大学のサークル仲間。曉陽向の恋人だが、実は……。
- 藤堂悟(とうどう さとる)
- 一色有衣(いっしき ゆうい)
-- 日向の同級生。
- 東雲将之(しののめ まさゆき)
- 東雲葵(しののめ あおい)
-- 飛鳥の両親。
- [[白銀六華>ロッカ]](しろがね ろっか)
- [[白銀雪花>セツカ]](しろがね せつか)
- [[梶夏冶>ナツヤ]](かじ なつや)
-- 日向のゲーム友達。白銀双子は大学内で有名かもしれない(?。
 
** 世界観 [#i35226da]
*** 地理 [#re964fff]
 『黎明(れいめい)』と『朔月(さくづき)』は、隣り合わせている町の名前。主にこのふたつの町内の話です。
 朔月は坂が多く、住宅街が中心の街(広島の尾道のようなイメージ)。旧き良き、といった住宅が多く、曉家を始めとした人々は、比較的起伏の少ない土地を先祖代々受け継いでいる。坂を利用した農業なども盛んで、大抵の家は自宅栽培を行っている。
 黎明は都会で、商業施設等が密集している地域。警察署本部が存在し、治安は程々に良い。旗本の一部隊が貢献し発展してきた街で、朔月と比べると閉塞的で、便利ではあるがあまり居心地の良い街とは言えない。

** 固有名称などの設定 [#b6c9c394]
*** 武器について [#u72fbbca]
 現代でも様々な武器が残されているが、中には妖刀のように、通常なら考えられない力を宿しているものが存在している。その正体は数多の魑魅魍魎が姿を変えた武器であり、時に人間の手に負えぬ力が溢れ出し、所持者を狂わせると恐れられている。普通の武器と見分けが付かず、遥か昔に武器狩が行われたのは、帯刀権を百姓から奪い兵農分離を目的とされていたが、実際には武器の中に紛れて存在するそれらを大名が見つけ出し、脅威を少しでも取り除こうとしたためである。
 現代でもそれらの武器は存在しており、怪奇現象とも呼ばれる事件を起こして世間を賑わせている。

*** 公立朔月第一高校 [#b3064246]
 付近の住人は『朔一』と呼ぶことも。
 制服は男子が学ラン、女子がセーラー。
 卒業後に就職する者が多く、専門学科が後述の大学付属黎明高校よりも豊富。男女共学であり、比率は男のほうが多い。学食のおばちゃんや清掃のおっちゃんが近所の知り合い、というくらいには地域に根付いている。学食が美味いとは日向談。
 治安が悪いと噂があるが、あくまで噂であり真相は不明。

*** 大学附属黎明高校 [#b0b7be79]
 制服は男子が学ラン、女子がセーラー。
 前述の朔月第一よりは後につくられた高校だが、進学に対して熱が入れられており、そのまま公立黎明総合大学へ進学する者が大半。校風や学生が比較的清楚で近代的なため、昔から住んでいる人々からは『お坊っちゃま/お嬢様学校』と揶揄されることも多い。

*** 公立黎明総合大学 [#r44b4f93]
 単位制の大学。様々な分野の教育や研究が行われており、多方面からの学生が多い。サークル活動も活発。
 キャンパスが現代的であり、一般開放もされている。

** 他何かいろいろ [#ye65c0e6]
- すちぱんもどき……もとい、[[蒸気の城]]とは異なる世界線。白銀双子はこの話には関与しないが、名前だけゲスト出演することはなきにしもあらず、かもしれない。
- パワーバランスは以下となる。
-- (夏冶>>)蒼葉>>>越えられない壁>>>(六華>>)日向、飛鳥>(雪花)>>>>颯

** ネタバレに配慮しないコーナー [#pdd8c022]
&color(#ff0000){!!注!!  これより下は本編中で開示予定の情報がふんだんに含まれております。};
考え中なので変わることもあるよ! まとまりもないよ!!

*** 前提 [#s5d53084]
#ac(h,alt){{
 曉と宵口は、かつて黎明・朔月がひとつの集落だった頃に生まれた豪族・旗本の家柄。曉は人々の暮らす場所を造り、宵口は人々の安息をもたらす。双方は互いに助け合い、町の発展を喜び合うのが常だった。その頃はまだ信仰は存在していなかったが、キュウキはその時代に生まれた霊獣の一体であり、両家の家長とも友人として親交を深めていた。また、ヒトとヒトでないものが共存する平和な時代でもあった。
 それが瓦解したのはいつだったか。気が付けば両家は武器を手に取り、町の敵へと向けるはずだった刃を互いへと向け、狂っていく。まるで悪霊に取り憑かれたかのごとく人が変わってしまった状況に、ヒトではない者たちも巻き込まれた。やむを得ずキュウキの親代わりだった霊獣が仲裁に入り収めることは出来たが、代わりに彼の者は力を使い果たし、牙を残して消えてしまった。多大な犠牲と町の分裂によって、平穏を得たのだった。その獅子奮闘のさまを恐れた人間は、彼を悼むとともにキュウキたち霊獣を信仰するようになる。人間の信仰を得たキュウキは『キュウキ』となったが、失われた者に与えられた言葉によって、尊敬していた彼の者を殺した街を守護することになる。
}}

*** 本編から数か月前 [#ac9ff62c]
#ac(h,alt){{
 時を経て、分裂した黎明・朔月の町。黎明は発展を進み、最先端の技術を取り入れ生き急ぐかのように大きくなっていく。一方朔月は、発展の勢いに押し退けられるようにしながらも抵抗するかのようにそこに留まり続けた。時代によってその姿を減少させて行ったものの、元々人ならざる者たちが好んだ地であり続けていた両者の町は怪異が発生しやすい。霊獣が見える人間も希少であり、それらは良くない者に狙われやすい。
 見える一人であった東雲飛鳥は黎明に暮らしているが、ある日怪異に巻き込まれた。襲い掛かってくる中、突然現れた赤みがかった茶髪の青年と、美しい白髪を携えた女性に助けられる。その男女は名乗りこそせず飛鳥を逃がしたが、実はその結果青年は重傷を負い、昏睡状態となってしまう。それを知る由もない彼女は、青年に一言礼を告げたいという思いで青年探しをすることになる。
}}

*** 本編:遊星歯車は今日も迷う [#t1d3fbf0]
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 宵口颯は、心優しい少年である。それこそ、優し過ぎて人を傷付けることが苦手なくらいに。
 そのため、祖父である宵口嶺彌には激しく落胆されており、毎日のように宵口家の威光についての高説を賜る日々を送っている。
 宵口家は、黎明町の安息を守る保安を務める一族、つまり警察庁の長となっており、それには怪異に対する対策本部――《蒼天》と呼ばれる組織を結成している。怪異に対抗出来る力を持つ者たちが集められており、東雲飛鳥もそこに所属している。
 とある日、颯は町の不良に絡まれていたところを曉日向に絡まれる。日向は颯のことを知っていたが、颯は日向のことを知らないため、面白がって絡んでいたところを背後から倒したはずの不良に襲われ、それが怪異の成すことだと察知する。(一般人のふりをした)日向と二手に分かれることになり逃げた先で絶体絶命かと思われたその時、現れた蒼葉によって助けられる。
}}

*** 本編:遊星歯車は今日も啼く [#i8135f1d]
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 飛鳥が日向と邂逅してバトったりする。
 大体飛鳥主役。暴走した人間相手に立ち回ったり、飛鳥と曉の人間とのつながり、曉と宵口の長年の因縁など。
 蒼葉は黎明・朔月の丁度中間に存在する神社で祀られている霊獣キュウキが、人の世に紛れて生きる姿。本来は人目に紛れることはないが、彼の仲間が遺した力の暴走を感じ取り、原因を探りに来ている。
}}

*** 本編:遊星歯車は今日も嗤う [#u234520a]
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 大体日向が主役。雨が降り続く朔月町。原因は怪異だと推測した日向は、颯とついでに飛鳥を巻き込んで原因調査に乗り出す。
 雨の原因は、日向が慕っている一凪――もとい、サワメという名の心優しい精霊。目を覚まさない陽向に悲しみ、負の力を集めてしまっていたことで、朔月・黎明全体を覆う怪異となってしまっていたが、三人の力で事なきを得る。蒼葉はこの状況に既視感を感じる。
 日向と飛鳥の共闘は一回しておきたいし共闘後に日向が陽向の弟バレをさせたいという願望。
 曉と宵口は絶対に道を交えられない。故に対立することは避けられない、といったかたちで終わりたい。
}}

*** 遊星歯車は今日も惑う [#g28320b1]
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 颯が日向と対立を決意し、飛鳥と共に彼を止める話。詳細はなんも思い付いていない(?)
 黒幕は宵口嶺彌――ではなく、彼を利用して二つの町の民に復讐を果たそうとするキュウキの親代わりだった霊獣の意思が、怪異によって悪霊化してしまったもの。
}}