#author("2022-07-14T13:11:30+09:00","default:admin","admin") #author("2022-07-15T18:14:22+09:00;2022-07-14T13:11:30+09:00","default:admin","admin") &tag(二次創作,原神,薄氷踏みし双雪,白銀双子,ロッカ,セツカ,ナツヤ); #contentsx(depth=3) #contentsx(depth=2) ** セツカ [#g5f706c3] &color(#ff0000){!!注!! ネタバレ配慮なし。2022/07時点での最新情報を含みます。}; *** ストーリーテキスト [#d3398997] **** キャラスト1 [#q2cd4a82] #ac(h,alt){{ スネージナヤの女皇を信仰し、彼女に忠実な手足となる組織、《ファデュイ》。フォンテーヌにて様々な開発を行い功績を上げてきたシルバーフィールド家は、同国に現れた《ファデュイ》に属する《博士》によりその技術力を買われ、スネージナヤに移住し、完全なる《神の目の模造品》を開発するための技術提供を行っていた。 代々女系継承とする一族であり、女児は文字通り家の象徴として教育を施され、いずれ新たな家長として担ぎ上げられる。男児は真逆であり、自らの技術力の向上・証明として実験体とされることも少なくなかった。 そんな家に双子が生まれたときは、新たな長と実験体の誕生に歓喜の声が響いたと言う。表向きは仲の良いきょうだいであり、「次期家長」と「彼女の機嫌を損ねないためのおままごと人形」として育てられる。ふたりを平等に扱う人間は、執事の青年・ナツヤくらいだった。 研究についてはセツカの耳には絶対に入れられないように統制されており、彼女はのちの事件が起きるまで全く知らず、まさに「籠の中のお嬢様」といえる自分の扱いに疑いを持つこともなく、日々を過ごしていた。病弱だと思っていたロッカが、どんな扱いを受けていたのかも知らないまま。 ただ、本人はそんな呼び方をされるに相応しくないお転婆娘であり、時折ロッカも連れて家を抜け出し、街へと繰り出している。アヤックスと知り合ったのは、その遊行の最中である。 }} **** キャラスト2 [#q74303aa] #ac(h,alt){{ 街で出会った少年は、きょうだいを連れ立っていた。顔を合わせて笑い合い、喜びを分かち合う。自分と弟はどうだろうか? 具合が悪いからと屋敷に残してきた弟と、彼のきょうだいを重ね合わせて、そんなことを自問する。 両親はやたら弟と自分を離したがるし、体が弱い弟はしょっちゅう『先生』のところに連れて行かれて、セツカが遊べる時にはいつも不在だ。ナツヤに連れて来られるか、夜も更けた時間に部屋を抜け出し、こっそり会いに行くくらいしか、ゆっくり話も出来ない。あんなふうに笑い合うきょうだいを見るのは、それが初めてだった。 ふたりのやり取りをじっと見ていると、少年が視線に気が付いたのか、上げられた瞳とかち合う。物語の挿絵で見た、深い海の底のような色のそれを見て、引き込まれそうだ、と思った。お兄ちゃん?と、妹であろう少女が首を傾げている。 「そんなところで、何をしているの?」 かけられた声に、何と答えたのかはもう覚えていない。ただ、その後打ち解けあった彼に自身のきょうだいのことを話し、次に来る時は絶対に紹介する、と約束したことだけは覚えている。 }} **** キャラスト3 [#r8fd0fd5] #ac(h,alt){{ 14歳のある日、いつものようにセツカは雪が舞う屋敷の庭を歩いていると、突然けたたましい音と振動が周囲を襲った。何事、と音の根源であろう方角を見ると、屋敷の一部が火に包まれるところ。彼女は驚愕もそこそこに、真っ先に家の中にいるであろうロッカの元へと駆け出そうとし、ふと火の中に人影があるのを見た。――そこにいたのは、手に紅く光る何かを持つ、見間違うはずもない片割れの姿。そして、それを見て驚愕に腰を抜かしたらしい両親と、仮面を被った男の顔だった。 駆け寄ろうとするも、傍にいたナツヤが自分の手を掴む。幼い自分が、数歳差とはいえ男性の手を振り解けるような力を出せるはずがなく、いくら振り解こうとも解けない。ならば、と片割れの名を全力で叫ぶ。だが、彼がこちらを振り向くことはなく。その背中は、ただ黙って黒煙の向こうへと消えていった。 }} **** キャラスト4 [#v13ebc9b] #ac(h,alt){{ その後、シルバーフィールドの屋敷は全焼し、立ち入られる前にファデュイにあらゆる物的証拠や研究資料を隠滅され、表向きは良くある火災で片付けられたようだった。両親は爆発に巻き込まれ死亡、最終的に没落したとされる。生前両親がファデュイと契約していたのか、セツカ自身の命は見逃されたとナツヤに説明され、彼女は今までの暮らしとは全く異なる生活を余儀なくされる。だが、元々余所者であり、ファデュイに関わっていたとされるシルバーフィールド家の人間がそう簡単に国に受け入れられるはずもなく、周囲からの当たりは悪かった。 ここで燻っていても仕方がない。聡明な彼女は早々に悟ると、お気に入りだった可愛らしい衣服を脱ぎ捨て、動きやすい軽装に厚手のコートを翻し、生まれ育ってきたスネージナヤを出る決心をする。あの日から、何の断りもなく姿を消した双子の片割れを捜しに、旅に出ることにしたのだった。 }} **** キャラスト5 [#r731dbe7] #ac(h,alt){{ とはいえ、彼女が知り得る情報はごく僅かである。ナツヤに教えられたシルバーフィールド家のこれまでの行い、ファデュイとの関わり。求めるものがものだけに、収集も困難を極める。スネージナヤを出るまでは気が付けなかったファデュイの行いが原因で、あいつらの仲間か、と追いかけ回されたこともあった。 だが、彼女は諦めるという選択を良しとしない。片割れの口から、直接真相を聞くまでは。 }} **** 神の目 [#bb0f859b] #ac(h,alt){{ セツカが神の目を手にしたのは、貴族の生活を捨てて旅に出る、と決意したその時だった。快活で聡明な彼女に、何故真逆の性質をイメージさせる氷の神の目が与えられたのかは、誰にも分からない。しかし、そんなことはどうでも良い、使えるものなら使うのだ、と彼女は疑うことなくそれを手に取った。 }} *** ボイステキスト [#p2afe80d] **** 興味があること [#uf3c06df] #ac(h,alt){{ 実は、うちのご先祖って元々フォンテーヌの貴族だったらしいの。その頃からうちの技術力は他の国と比べても群を抜いていて、氷の女皇にその技術を買われて移民したって、両親に聞いたことがあるわ。それが本当なのかどうかは、もう確認しようがないけど……。 }} **** ファデュイについて [#sc78307d] #ac(h,alt){{ 個人としては、あまり関わりたくない人たちなのよね。家柄としては関わらない以外の選択肢がないのが辛いわ……根本からして思想が合わないのよ。目的のために手段を選ばない感じがね……タルタリヤは、むしろ共感していそうだけど。 }} **** タルタリヤについて:普段 [#wedf9863] #ac(h,alt){{ タルタリヤ? アイツは昔っから変わらないの! 人のこと面白がって、いっつもおちょくってくるんだから! 下手すると、ロッカと手を組んでくるし! いつか、あのニヤケ顔をギャフンと言わせてやるのよ! }} **** 鍾離について [#u1f1ef6b] #ac(h,alt){{ 何となく普通の人じゃない気がするな、とは思ってたんだけど、まさか岩王帝君ご本人だったとはね。驚いたけど、納得もしたかな。まぁ、それでも鍾離先生は鍾離先生なのだけど。それにしても……なーんか似てるんだよなぁ、私の知り合いに……。気のせいかなぁ? }} **** エウルアについて [#j358823f] #ac(h,alt){{ モンドの貴族の話は知っているわ。ひょっとしたら小さい頃に会っている可能性もあるけど、覚えてないのよね……。ローレンス家の騎士である彼女とは、いつか話してみたいと思ってるんだ。いろいろと、聞いてみたいこともあるしね。 }} **** 留雲借風真君について [#uffe0d04] #ac(h,alt){{ 先生に聞いたのだけど、留雲借風真君様もからくり大好きみたいなのよね。仙人様って何でも出来そうなのに、人の知恵によって生み出された技術に興味を持っているって、とても面白いわね。 }} *** 彼女について [#q59eec67] **** ロッカ:兄妹 [#ca203fb0] #ac(h,alt){{ これを言うと気持ち悪がられそうなんだけど、セツカには俺を差し置いてでも幸せになって欲しいんだ。俺のとばっちりで散々地獄を歩ませてしまっているから、内心申し訳なくて仕方ないよ。本人に言うと鉄拳制裁されるから、内緒な? }} **** ロッカ:懺悔 [#f44254fb] #ac(h,alt){{ セツカに何も告げずに消えたのは何故かって? ああ……彼女に関係がなかったから、とか言うつもりはないけど、これは自分の問題だと思ったからかな。大丈夫、今はそんなこと思ってないよ。あれだけ怒られてしまったからな。 }} **** タルタリヤ:出会い [#a49cb056] #ac(h,alt){{ あれは遠い冬の日だった。俺は妹を連れて、町の雑貨屋へと向かっていたんだ。トーニャが可愛いぬいぐるみが欲しいと言ったからね……。その時ふと見回すと、あまりにも泣きそうな顔をしながら、俺たちを見てくる女の子の姿が視界に入ってね。どうしようか悩んだけれど、結局声をかけたんだ。彼女との出会いは、そんな感じだったよ。 }} **** タルタリヤ:普段 [#b0991272] #ac(h,alt){{ これを言ったら本人に怒られてしまうけど、彼女は俺にとっても妹のようなものでね。トーニャとは違ってからかい甲斐があるから、ついつい構いたくなってしまうんだよねぇ。 }} **** 鍾離 [#k135a5b6] #ac(h,alt){{ セツカ殿自身は至って普通の少女のようだ。しかし、彼女が身にまとっている気配には、懐かしいものを感じる。確証は持てないが、恐らくまだ俺たちには話していないことがあると思う。まあ、こちらに敵対心はないようだから、今はまだ『友人』として、様々な話でも聞かせてもらおうかと思っているさ。 }} **** エウルア [#oc90997e] #ac(h,alt){{ シルバーフィールド……スネージナヤに移民した過去がある貴族ね。その名前は私も聞いたことがあるし、確か当主には会ったことがあるわね。ローレンス家とは違って、本当にいろいろとやっていた話だけど……まさか、没落してしまっていたとはね。子息は双子なの? ……苦しみを分かち合う仲間がいるのは、とても羨ましいわ。 }} ** ロッカ [#m31092fd] &color(#ff0000){!!注!! ネタバレ配慮なし。2022/07時点での最新情報を含みます。}; *** ストーリーテキスト [#q5fccb78] **** キャラスト1 [#af6598c6] #ac(h,alt){{ }} **** キャラスト2 [#v547bced] #ac(h,alt){{ }} **** キャラスト3 [#hf04c52c] #ac(h,alt){{ }} **** キャラスト4 [#f371e16f] #ac(h,alt){{ }} **** キャラスト5 [#n40c767a] #ac(h,alt){{ }} **** 神の目 [#x4575005] #ac(h,alt){{ }} *** ボイステキスト [#if2a7222] **** 興味があること [#y8e8adfb] #ac(h,alt){{ 実家は関係なく、機械を弄ることは好きなんだよな。夢中になってると時間を忘れちまって、よくセツカに怒られてるよ……。 }} **** タルタリヤについて [#p418a4b9] #ac(h,alt){{ 気が合うし、良い友人だと思っているよ。あそこまで戦闘狂になっているとは思っていなかったけれど……。でも、切磋琢磨する友人としては最高なんじゃないかな。 }} **** エウルアについて [#o422b9e5] #ac(h,alt){{ 彼女もまた、身内が行った悪行に苦しめられているんだな。家名による人々のイメージは簡単には拭えない……。願わくば、俺のような境遇にだけはならないように祈っているよ。 }} *** 彼について [#bf827786] **** セツカ:兄妹 [#u0450de6] #ac(h,alt){{ ロッカってば、いっつも私のことばっかり! 双子ってのは対等な立場だと私は思うの。だから私は、アイツがめいっぱい幸せだって言わせるまで努力するつもりよ。 }} **** セツカ:決意 [#k0ed5a10] #ac(h,alt){{ 両親はもういないから、ロッカは私の唯一の家族なの。だから、必ず捜し出してみせる……。それで、何で黙って行っちゃったのって怒るつもり。だって、話してさえくれれば……私だって……。 }} **** タルタリヤ [#m4eabed3] #ac(h,alt){{ ロッカとは一度きりだったけど、セツカに引っ張られて連れて来られた時に会ったねぇ。あの頃は俺ですら心配になるくらいに細かったけれど……妹を置いて、一体どこをほつき歩いているやら。 }} ** ナツヤ [#e253cda7] &color(#ff0000){!!注!! ネタバレ配慮なし。2022/07時点での最新情報を含みます。}; *** ストーリーテキスト [#n259a96c] **** キャラスト1 [#u329b2a5] #ac(h,alt){{ 彼の視線は、あらゆる鍛冶の技術に向けられる。それは、璃月にて鉄を打つ炎と音に包まれて生まれたという自身の出生もあるが、純粋な興味から来ると言っても過言ではない。鉄を打ち、火を焚べ、光り輝くそれが生まれた瞬間。自身の新たなきょうだいが生まれるのではないか、と期待に胸を膨らませることもあった。 だが、当然そう簡単に生まれるはずもなく。それでも人々が追い求め、熱中するその『鍛冶』という行為に、彼が興味を持ち、やがてその道を極めるようになるのは、ある意味必然だったのかもしれない。 彼はやがて、人々が鍛冶という行為以外にも製造する武器にも興味を持つようになる。それが、鍛冶の精霊と呼ばれるようになる者が誕生する由来となったのだ。 }} **** キャラスト2 [#u9b0058f] #ac(h,alt){{ 彼は普段、『ナツヤ』という凡人の姿で暮らしている。精霊という特殊な存在である自分が、簡単に凡人の前に出て良いものではないと戒め、それでも彼らの追い求める技術を、自分でも追いかけてみたかった。モラクスや若蛇龍王、留雲借風真君と知り合ったのもその頃である。彼らは璃月の鍛冶を学ぶ機会を与えてくれ、また自身の腕を称賛し、更なる知識のための遊行を勧めてくれたのだ。 そうして勉学に励んだ彼の鍛冶、武器製造の腕はまたたく間に名を馳せた。スネージナヤの女皇の耳に入る程に。 }} *** ボイステキスト [#f5d90bce] **** セツカについて [#a668cdac] #ac(h,alt){{ もう長い付き合いだけど、彼女の一挙手一投足は今でも結構驚かされるな、と思ってるよ。ああいう人間が、今後のこの世界には必要なんじゃないかな。 }} **** ロッカについて [#we063d71] #ac(h,alt){{ 彼は、シルバーフィールド家最大の被害者だよ。まだ自己を確立しきれていない頃からその身に様々な仕打ちを施され、選択権すら与えられなかった。だからまぁ、僕からのせめてもの慈悲みたいなものかな。 }} **** ????について [#gb11ea2a] #ac(h,alt){{ (モラクス) 最後に会ったのはもうだいぶ前のことだけど、彼が若蛇龍王と戦い封印した、と風の噂で聞いて、気になってはいたんだ。……彼は若蛇よりも、もっと永い時を生きている。摩耗が彼を侵食するのも、遠い話ではないはずだからね。久し振りに、手土産でも持って訪ねてみようかな? }} **** ??????について [#f442c34d] #ac(h,alt){{ (留雲借風真君) 彼女のからくりへの情熱は脱帽ものだよ。僕も彼女の発明の数々を見せてもらって、触発されたこともある。ふふ、今も変わらず発明を続けているんだね……彼女らしいと言えば彼女らしい。 }} **** 稲妻の刀工について [#l00b048c] #ac(h,alt){{ スネージナヤにいた頃、稲妻でも大層高名な刀工が逃亡してきたといった噂を聞いたことがあるんだけど、その《一心流》の剣術というものに大変興味がある。是非見てみたかったものだけど……彼らの末裔にお願いすれば、見せてくれないものかな? }} *** 彼について [#adcd1b0e] **** セツカ [#t11bdc49] #ac(h,alt){{ ナツ兄は、元々私たちきょうだいのお世話をしてくれていたの。今でも気にかけてくれていて、申し訳なくもあるけど、本当にありがたい。それにしても……ナツ兄って、私たちが物心ついた頃からほとんど変わらないんだけど、何歳なんだろうね……? }} **** ロッカ [#edd52123] #ac(h,alt){{ 実際、シルバーフィールド家での俺の扱いは酷いものだったと思うよ。そんな俺に、セツカと平等に扱ってくれたナツヤという存在は、とてもありがたかったな。 }} **** ??:昔馴染を懐かしむ [#o071d652] #ac(h,alt){{ (鍾離) ふむ、セツカ殿から感じていた懐かしい気配は、やはり彼だったか……。もう長いこと会っていないが、元気そうでなによりだ。あいつは変わらず、鍛冶に対して邁進しているのだろうか? 彼の今の名を教えてはくれないか? }} **** ???? [#q3e1d777] #ac(h,alt){{ (楓原万葉) 璃月にも、数々の鍛冶屋がいるのでござるな。様々な者に話を聞いてきたのだが、岩王帝君のご友人の中にも、鍛造の炎から生まれた鍛冶を司る者がいるのだとか聞いたでござる。拙者の目的のためにも、是非会って話してみたいものでござるよ。 }}