SSS のバックアップソース(No.13)

#author("2021-12-11T01:08:27+09:00;2021-12-06T11:42:14+09:00","default:admin","admin")
#contentsx
 
凄まじく短い文章的なもの。
 
**【原神】別離ルート [#z767034b]
*** 【原神】邂逅 [#x745c4f5]
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タ「だから君は、仙人たちに――。っ!」
空「うわっ!?」
パ「おわぁ! な、なんだぁ!?」
セ「――久し振りね、タルタリヤ! こんなところで会えるとは思わなかったけど!」
タ「……おやぁ? これはこれは」
空「公子の知り合い?」
パ「みたいだな。めちゃくちゃ不穏なやり取りしてるけども」
タ「不躾に誰かと思えば、セツカじゃないか。いつの間に璃月に来てたんだい? 連絡くらい寄越してくれても良かっただろ」
セ「良く言うわ、のらりくらりと躱すくせに……アナタには聞きたいことがたくさんあるの。大人しく話してもらうわよ、ファデュイ執行官様」
タ「へぇ、面白いじゃないか。旅人、仙人たちによろしく。デートのお誘いは断ったら申し訳ないから、ね!」
セ「あっ……待ちなさい!」
パ「はぁ!? おい公子――行くのはやっ!」
空「うーん……仕方ない、俺たちは取り敢えず仙人のところに行ってみよう」
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*** 【原神】冬国の旅人 [#x745c4f5]
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セ「待って、旅人! そこの金髪三つ編みくんと、ちっちゃい子!」
パ「あっ、お前は!」
鍾「知り合いか?」
空「えーっと、公子と話してたら、突然飛びかかってきた人」
セ「その覚えられ方、すごーく嫌なんだけど……。いや、その件は本当にごめんなさい。私、カッとなったら周りが見えなくなるタイプみたいで……アイツを見付けたと思ったら、早く追いかけなくちゃと必死になっちゃって」
パ「なるほど、それでかぁ」
セ「改めて自己紹介させてもらうわ。私はセツカ・シルバーフィールド。スネージナヤを出て、捜しものと見聞の旅をしているの。アヤ……じゃなかった、公子とは腐れ縁の友人よ」
空「俺は空、こっちはパイモン。旅人同士、よろしくね」
鍾「往生堂の鍾離だ。公子殿には世話になっている」
セ「ああ、タルタリヤが言ってた『先生』ですね? よろしくお願いします」
パ「なぁ、お前のさがしものってなんだ?」
セ「私が捜しているのは……って、こんな往来で話せるものではないわね。すぐそこの新月軒に行きましょう」
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*** 【原神】さがしものをさがして [#x7f59ffc]
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セ「それで……私が捜しているのは何、って話だったわね。それはね、実の弟なの」
パ「弟?」
セ「うん。事情があって故郷を飛び出したきり行方が分からなくて、こうして各国を渡り歩いて捜しているの。黒髪で、私より背も高くて、このブローチと同じ形をしたタイピンを着けていると思うんだけど」
空「うーん……」
パ「見たことはないなぁ。少なくとも、モンドでは見かけなかったな」
鍾「璃月でも見かけたことはないな。というより、公子殿と貴殿が友人であれば、その弟殿も公子殿と友人なのだろう? 公子殿が知らないのであれば、俺には分からないな」
パ「ああ、だから公子!」
セ「そういうこと。タルタリヤにも、詳しいことは分からないと言われたわ……」
パ「そもそも、セツカの弟は、何でいなくなったんだ?」
セ「話せば長くなるから、簡単に言うわね。――『ファデュイに狙われているから』なの」
パ「えっ!? どういうことだぁ!?」
鍾「…………」
セ「スネージナヤで『シルバーフィールド』と言うと、悪い意味で有名な家の名前でね。ファデュイに、技術方面で手を貸していたという事実は消えないもの。私が旅をしているのも、色々あって国中からの目が痛いからなの」
鍾「つまり、セツカ殿自身はスネージナヤの女皇には、関わりがないと?」
セ「ない……とも言えません。少なくとも、私が物心ついた頃からはないと思います。女皇様にお会いしたことはあるそうだけど、記憶にもなくて」
パ「おおう……」
鍾「では、弟殿もそう変わらないだろうな。……家名というものは、時として厄介なものだな」
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** 【原神】一緒ルート [#teb4a9a0]
*** 久し振り? [#obb50517]
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ロ「あれ?」
タ「げっ、キミたち……!?」
セ「あっ、アヤ――むぐっ!?」
タ「あやーっ、こんなところで奇遇だねぇ二人とも! どうして璃月にいるんだい? 何か探しものかな?」
ロ「……(察し)。タルタリヤこそ、まさか璃月にいたとはなぁ。驚いたよ」
タ「俺はまぁ、……神出鬼没ってヤツだからね」
ロ「へぇ?」
タ「…………いや、本当だから! 嘘はついてないぞ、嘘は」
セ「――ぷはぁ! なーにが神出鬼没よ、カッコつけちゃって!」
鍾「公子殿の知り合いか?」
タ「ああ、腐れ縁みたいなものさ。故郷のね」
ロ「初めまして、ロッカ・シルバーフィールドです」
セ「私はセツカ・シルバーフィールド! 残念ながら、このわからず屋の幼馴染です!」
タ「残念ながらとは聞き捨てならないね?」
鍾「往生堂の鍾離だ。公子殿とは、たまに食事に付き合ってもらっている。よろしく頼む」
空「俺は空、旅人だ。よろしくね」
パ「おいらはパイモンだ! よろしくなっ」
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*** 【原神】冬国の兄妹 [#z46e785d]
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空「ところで、その……間違っていたら申し訳ないけど、二人は兄妹なの?」
ロ「ああ。見えないだろうけど、一応双子の兄妹だよ」
セ「逆ですー、私が上ですー」
タ「ロッカのほうが数倍大人の対応だよ」
セ「私たちに借りがあること忘れたのかなー? アヤ……」
タ「だーっ!! 分かったから! キミはほんっと昔から――」
セ「何よ、アナタだって――」
鍾「随分仲が良いんだな」
ロ「まぁ、タルタリヤも言ってたように、腐れ縁ですからね。特にあのふたりは、小さい頃からあんな感じだったし」
鍾「ふむ……微笑ましい光景が目に浮かぶな」
空「……そう、兄妹かぁ」
ロ「…………? 何か?」
パ「あー、えっとな? 何でもないんだぞ? なっ空?」
空「うん、ちょっとね」
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