台詞集/白銀のスノードロップ のバックアップ(No.2)

「初めまして、私はセツカ！　こっちは双子のロッカだよ。これから、いっぱいお話しようね！」

「私、子どもの頃にいろいろあって、ロッカ以外の家族っていないんだ。ちっとも寂しくはないんだけどねぇ。友達は、これから出来ると良いなって思ってる！」

「ありがとーっ！（感謝のハグ）　お姉さん、とっても感謝してるーっ！」

「うう、ごめんなさい……反省してますーっ」

「すごーい、そんなこと出来ちゃうんだ！？　私も出来るように頑張ろーっと」

「え？　……ええ！？　な、なん……っえ、えーっと、ありがとう？　うう、褒められるの慣れてなくてぇ……！」

「大丈夫だいじょーぶっ、お姉さんがいる限りはぜーったい助けてあげるから！」

「初めまして。俺はロッカ、こっちは双子のセツカ。よろしくな」

「家族、かぁ……。まぁ、今はセツカのお守りで手いっぱいだから、いても手が回らないだろうけど。友人も、子どもの頃はあまり外に出てなかったから、それらしい人はいないかな」

「ありがと、助かった。自分でやれることは限られてるからさ」

「いや、俺が悪いよな……。えっと……悪かった、次はないようにするな」

「おー、すごいな？　これじゃ、俺の出番なんて必要なさそうだな」

「…………あ、ああ……（ヘアバンドで目元を隠しながら）」

「泣くなって……。うーん、こういうのは慣れてないんだけど……落ち着くまでは、傍にいてやるからさ」

「初めまして、僕はナツヤ＝シュミートだ。ただの、しがない教職員兼研究者さ。よろしく」

「以前とある貴族に雇われて教員役をやっていた繋がりで、ある双子の面倒を見ているよ。友人は……秘密かな」

「ああ、ありがとう。ちょっと手が離せなかったから、助かるよ」

「おや？　うっかりしていたようだね、修正しておくよ。ありがとう」

「まぁ、及第点と言ったところかな？」

「褒めても出てくるものはないよ。出来て当然のことなのだから」

「ふむ、君はここで諦めても良いと？　僕は別に構わないが、他の者は君のことをどう思うだろうね」

「おう、オレはハルディス。親しみを込めてハルで良いぞ～？」

「一応実家には両親と兄貴が二人いるが、暫く会ってねぇな。ま、足元固めずふらふらしている息子のことなんざ気にしちゃいねぇだろうが。友人は……顔が広くねぇと世の中渡り辛ぇからなぁ、友人未満ならゴロゴロいるな」

「サンキュー、助かったぜ。とんでもねぇことになるところだったわ」

「うわー、悪ぃ。これはオレのミスだわ、見付けてくれてサンキューな」

「おっ。やるじゃねぇか、見直したぜ（頭を撫でながら）」

「んお？　おお、ありがとな。まさか褒められるとは思ってなかったぜ」

「まぁ、オレなんかじゃ頼りになんねぇかもしれんが、頼りにしてくれていーぜ？」

「は、初めまして……」
「おいしっかり言えよ（どすっ）」
「いたっ。うう、また叩く……えっと、ボクはコハク。こっちはサク」
「しっかり覚えるんだな！」

「えっと……今はいない、ね。でも、サクがいるからさびしくないよ。それに、お兄ちゃんとお姉ちゃんもいるから」
「毎夜毎夜さびしいって泣いてるくせに？」
「泣いてない！」

「ありがとう、助けてもらっちゃったね」
「まったく、しっかりしろ！」

「ごめんなさい……ボクがしっかりしてなかったせいだね」
「反省してるか～？」
「してるよ！　というか、サクも同罪だってば」

「えっと……よくできました（なでなで）」
「よくやったぞ、ほめてつかわす！」

「……あ、ありがと……（照れている）」
「ほめられてんだから、もっと喜べばいいのによぉ」

「えっと、ボクもいっしょにいるから、がんばろ？」
「オレもいるぞ！」
「だいじょうぶ、なんとかなるよ」

「妾はタツキ。本来であればこのように接することは許されないが、双子のよしみだ。言葉を交わすことを許してやるさ」

「当然のこと。妾の助けが必要であれば、また呼ぶと良い」

「ほう？　なかなかやるではないか。褒めて遣わそうぞ」

「……ロッカ＝シルバーフィールド。別に、よろしくするつもりもないけど」

「いたとしても、何故アンタに話す必要があるんだ？」

「助かった」

「……悪かったな」

「まぁ、役には立ったんじゃないか」

「…………（そっぽを向く）」

「別に、アンタなんか置いていっても良いんだけどな。そこで無様に泣いてりゃ良いさ」