ディアニカリアに付き従う神官の一人。召喚師だが、魔術にも心得がある。
ノウィング族で《大いなる存在》に従事する一族の中でも、高位に属するアエーシュマ家の長男。
時に物騒な事を口にはするものの、基本的には主であるディアニカリアのお目付け役のようなかたちで関わっていた。
死亡後、かなりの年月が経過したエアグルスに『ユーサ=サハサ』として舞い戻ったものの、体は生まれ変わりというかたちで幼くなり、意識だけは神代の時代から継続している、という特異な状況に陥る事となった。
ソーレに殺される際、彼が使役する傀儡の種とされるくらいなら、と自身の体と魂を分離させ、輪廻の環へと逃げ込もうとした。が、その際に神格を持つソーレによって火の烙印*1を押され、結果イフリートとの契約権と共に火に呪われた上で、ショックにより魂は三つに分かたれる事になった。
現代で意識を取り戻した時、自分がそこに在る理由すら分からずに戸惑ったが、何故か当時より続く形で残っている記憶から目的を読み取る。ソーレを討たなければ、自分は輪廻の輪に戻ることすら望めない。そのためにやるべきこと――。彼は、幼くなったその体で十分に戦えるようになるまで、迎えに来たと告げるイオスのもとで暮らすことになるのだった。