コウ のバックアップ(No.11)


概要

 星が瞬く場所で目を覚ました、記憶喪失の青年。星宝石の留め具を唯一の手掛かりとし、自身についてを知る為に。また、何故か自分だけが使える浄化の力で、困っている皆を助ける為に。彼は今日も、異世界で星喰い達を浄化し続ける。

容姿

 多少長め(一番長い襟足が肩に付くくらいの長さ)の黒髪に垂れ目気味の紅い目。白いワイシャツの上から灰色のパーカー付きの、焦げ茶系統の色のジャケットを羽織っている。ジャケットはあまり固い素材では出来ておらず、容易に腕まくりする事が出来る為、ワイシャツの袖も巻き込んで腕まくりをしている。
 胸元には黒いループタイを、緑がかった蒼い星宝石がはまった留め具で留めている。
 身長は175cm(山吹日明、見嶋千里らと同じくらいの想定)。

人柄

 良く言えば純真無垢、悪く言えば世間知らず。二十歳前後の青年の姿の割にものを良く知らず、子供のように好奇心も強い為、疑問に思った事は「あれは何?」と問うてくる事が多い。
 概ね翡翠の人柄を踏襲してはいるが、そこに夏名里の「自分のせいで周りに迷惑をかけたくない」想いが面倒臭いレベルで融合している為、仲間のセイバーに対しても自分を危険に晒すような作戦を提案しがち。
 また、記憶がない為周りから向けられる感情の理由が良く分かっておらず、相手の感情変化は敏感に感じ取るくせに、自身に向けられる感情にはてんで鈍感である。例を挙げるなら、大怪我をしたとしても周りから『心配』されていると思っていないので、「やだなーみんな何でそんな顔するの? 大丈夫だよ平気平気ー」と平然と怪我をした腕を振りながら言ってくる、など。
 常に朗らかで、笑顔の種類が(良い意味でも悪い意味でも)多い。笑顔の裏で悪質な部類の決意を秘めている事もある。(付き合いの長いセイバーには見抜かれるが)
 翡翠の不器用を受け継いでいる為、超が付く不器用。細かい作業はまず無理で、下手したら壊す。大人しくセイバーを頼れ、と蒼井や山吹に言い含められているが、自分で完結させたがるのであまり守られてはいない。(これも上記のカナリアの影響か)
 信頼はしているが、頼り切りになりたくもない。そして人一倍頑固なので、意志を曲げさせるのに難儀する。

人間関係

真相

 彼は記憶を持たない為、自分が何者かを知る為に、またセイバー達が自分を必要とした為に渦中へと足を踏み込んで行くが、実のところ『人ではない』。
 オーブや撫月同様『星の子』と呼ばれる存在であり、『大黒翡翠』と『美玲夏名里』の情報を利用し生み出された、オーブにとっての最後の希望である。胸元のループタイを留める留め具に埋め込まれた蒼い星宝石は、彼そのもの。記憶を無くしていたのではなく、「最初から『コウ』という人物の記憶は存在していなかった」が正解。彼が感じる既視感や感情の変化は、大黒翡翠や美玲夏名里のそれであり、彼自身のものではない事が多い。この為、後述の深層世界の話では彼本人の記憶が深層まで全く出て来ない、といった事象が起きる。
 留め具の星宝石を奪われれば、心は二度と戻らず傀儡と変わらぬ状態となる。破壊された時には……。

深層世界の話

表層セイバー達と行動した異世界(でもどこかしら違うところがある)
中層二人の負の部分が大量にあって抜けられない迷路みたいなの
深層だだっ広いチュートリアルの空間

メモ帳