ストーリー:仮定の物語
クロス、ユキナ、クーザン、ユーサ
- クロス
- それにしても、ディアナとカイルがまた歩む道を共にしていたのには驚いたな
- ユキナ
- 私と、クーザンの事……?
- クロス
- あぁ。歴史は繰り返されるとよく言うが、全くよく出来た偶然だ
- クーザン
- もしかして、俺達がまた彼らの歴史を辿っているっていうのも偶然じゃないのかもな
- ユーサ
- そうだね。人は忘れてしまえばそのままだったり、逆に記憶を思い出そうとする。だから、偶然というよりは必然かもね
- クロス
- ……あぁ
- ユキナ
- 例えあの時、私があの選択をしなくても、また別の原因で旅に出てたかもしれないんだね……
- ユーサ
- それはちょっと違うね。君は何があっても、あの時はその選択しかしない。それはもう運命であり、必然的だから
- ユキナ
- ???
- ユーサ
- つまり、“もし~しなかったら”という仮定の物語は、絶対に起こりようのない杞憂って事。考えたって無駄だよ
- クーザン
- ……仮定の物語、か……