ストーリー:馬鹿ね
サエリ、レッドン
- サエリ
- ……レッドン。アンタ、リレスの近くにいなかったのは、あの子が《月の力 フォルノ》を引き付けて体調を崩すのを知っていたから?
- レッドン
- …………
- サエリ
- ……そうなのね。何よ……結局、私だけ知らなかったのね。本当の事を教えてくれていれば、私だってアンタを責めなかったのに
- レッドン
- ……すまない
- サエリ
- 何でアンタが謝るの。謝るのはこっちよ
- レッドン
- 心配かけたくなかったんだ。リレスにも口止めされていた
- サエリ
- ……はぁ。結局、アンタはあの子の言いなりなのね。呆れるわ
- レッドン
- 羨ましいのか?
- サエリ
- はぁ!? どこをどうしたらそうなるのよ
- レッドン
- 何となくだが
- サエリ
- ばっかじゃないの……アンタもあの子も、アタシも。みんな馬鹿じゃないの
- レッドン
- ……そうだな